自分を褒めるという勇気 / 水月ひなた

自分を褒めるという勇気 / 水月ひなた

2020年9月11日

みなさんは自分のこと褒めていますか?
褒められるようになると 生きやすくなったりします

自分で自分を褒める

私は 自分で自分を褒めてあげてるよーって人は少ないと思います
幼少期の親とのかかわり方で 出来る人できない人にわかれるように感じます

「小さいころからの習慣」

3つ子の魂100まで ということわざがありますが
小さいころからの習慣などは 成人してからも色濃く残ったりします

私など 小さいころ 怒られない日々はなく
親は怒って 叩くものだと思ってました

小学校に入って ほかの家の話を聞いたときに
なんで お母さんそんなに優しいの??って思った記憶があります

言うことを聞かないと叩かれる
褒めてもらえない など
その後の人生に 大きく影を残すのですが
褒められることとは無縁な環境だったため
学校で先生に褒められても
何言ってるんだろう??ってぐらいしか思っていませんでした

なので いまだに 人を褒めることが下手
自分の子供に対しても つい最近まで ほめてあげることができませんでした

「自己受容」

自分を褒めることは 自分を俯瞰してみて
がんばったなって思ったら 素直にすごいね と思えばよいことなのですが

そもそも 俯瞰してみる
そして 俯瞰してみえたとしても その自分の姿をちゃんと認めることができるか
そういうことだと思います

自分の姿が見えても がんばって当たり前
これぐらいの努力は普通 と 客観的に自分をみられないことのほうが多いです

他の人が同じことをやったら すごいなーって思うのに
どうして自分には思わないのだろう

自分に対しての厳しさからなのか
それとも なりたい姿が ものすごく高くて
もっともっともっと努力しないと思っているとか
もっと完ぺきな自分になりたいとか

いずれにしても 褒めてあげられないのは
現時点での自分を認めていない…ということには気が付いていない

自分を認めるって 簡単なようですが
なかなか認められないです
というか認めたくない(笑)

もっとできる自分 もっと完ぺきな自分
こうあるべき姿 漠然と思っているものがあって
それに 全然近づいていかない自分を認めるなんて
はっきり言って すごく恥ずかしいと 私は思っていました

謙遜とまではいかなくても
褒められても「はぁ」ぐらいしか言えなくて
今は「ありがとうございます!」って言えますが
本当に認めることが嫌でした

「認める勇気」

「嫌われる勇気」というベストセラーの本がありますが
認めることも勇気がいることだと思っています

今のままの自分 マイナスもプラスもすべて受け入れる
簡単なようで とても辛いです

ただでさえ 自分のマイナスを認めたくないのに
向き合わないといけない
出来ない自分は許せない

小さいころの怒られた経験からなのか
ずっと 自分許してはダメ 許せないって思ってて

だからね 「嫌われる勇気」があるなら「認める勇気」もあるよねって 
自分で気が付いてから 認めることは怖いけど
それを乗り越える勇気を持てばよいって思ったのです

できない自分 小さい自分 できないできないって口では言ってるけど本当は認めたくなかったんです

親に認めてもらえなかったことが
40歳すぎても ずーっと残ってて それで自分で認めてはダメって思っていたように思います

もっと このままでいいよーって
認めてくれる人が たくさん周りにいたら 違っていたかもしれませんというか もっと早く自分で気が付けばよかったのですが

心理学を勉強したり 占いで人の悩みを聞いているうちに少しだけ客観的に自分のことをみられるようになってきたのです

40歳を超えて 徐々に気が付く50歳手前で この呪縛からは なんとか少しずつですが抜け出せて
今に至っております

でもね 50歳超えても この呪縛にとらわれている人も多いですだからこそ 声を大にして言いたい

「認める勇気をもって 自分のことをきちんと認めて
そのうえで できるできないを客観的にみたらよいじゃない」
って

「自分の理解者は?」

これに気が付くと 本当に つきものがとれたように変わります
自分が 変なプライドに囚われていること
それを 自分の子供にも知らず知らずのうちに押し付けていることも

今 我が家では 自分のことを褒めてあげるのは自分しかいないと 何かあるたびに子供に 呪文のように言っています

すぐにできなくても 言い続けることが大事だと思ってて一種の洗脳かも(笑)

でもね 自分の努力やがんばりって 誰に評価されるものでもなく自分で認めないといけないものだと思うのです

カサンドラ症候群に陥りやすい人は 自分のことを認めること、褒めること苦手だと私は思っています
自分が悪いって 自責が強い人が多かったり
パートナーや子供と向き合っている中で そういう思いを植え付けられたり
だからこそ 本来の自分を思い出して 認めてほしい

発達障害の女性も 自分なんて…って思いがち
できないことも多いけど でもできることもあるんだよ
小さくても良いから褒めようって

そんな風に思います

自分にとって 一番の理解者は 残念ながら他人ではなく自分…だからこそ 一生懸命 生きづらさを抱えながら生きている自分を認めて欲しいのです

最後に1つ そういう頑張っている自分に 1ヶ月に1つで良いから小さなご褒美をあげてください

私がやっているのは 家族内緒で1人でスイーツを食べること!コンビニでも ケーキ屋さんでも そのときに惹かれたスイーツを食べます!

その時は 太る?ということ関係なく 1ヶ月 ちゃんと頑張っている自分へのご褒美ってそう思いながら 贅沢に食べるのです