苦しんだ過去が自信に変わる日

苦しんだ過去が自信に変わる日

2021年1月13日

自信という言葉を意識すると勇気が湧いてくる話です。こんにちは、ADHDと自閉症スペクトラム障害を持つ森飛鳥です。

出版社に出入りしたり、ラジオパーソナリティをやってみたり、講演会の運営スタッフをやってみたり、2年間で大きく人生が切り開かれたこの行動の裏には自信が大きくかかわっていると感じています。りあんにいる方は人生を切り開きたいと頑張っている方もいると思います。そんな方々に読んで頂きたい記事です。

さて、皆さんは自信がありますか。

自信がないという言葉はよく聞かれる言葉ではありますが、皆さんは、自信という言葉をどのように認識していますでしょうか。苦しみを経験すればするほど、自信という言葉の力が大きくなると感じています。そんな私の経験談を少し話させてください。読み終える頃に、読者の皆さまにも自信がついていることを願っています。

 

 

いきなりではありますが、私は自信がありませんでした。自分は能無しだとか生きてる価値が無いとか、よく周囲と比べて勉強も出来ないし、運動もできないし、自分に自信なんてありませんでした。自信があったら10年にも及ぶうつにもならなかったと思います。

自信という言葉に気付けたたそんな私の転換期は社会人になってしばらくし、色んなことが重なって死にたいと思ったことでした。とてもしんどくて苦しくて死にたくて死にたくてたまらない時、過去の自分の言葉を思い出しました。

 

それはカウンセリング中に私がカウンセラーさんに言った言葉です。

「死にたいと思うこともあるし、辛いこともあるけど、あの時の苦しみに比べたらなんか全然苦しくないし、屁でもないし踏ん張れる。多分これからも、死にたいと思うことはあるかもしれないけど、本当に死のうとすることはないと思う。」

 

これまで自殺未遂を両手で数えられないくらいにはしてきましたし、高校2年生のピークの頃には何度も何度も救急車にお世話になり、虐待を疑われ警察の方が自宅まで来るほど非常にご迷惑をおかけした時期がありました。いろんな苦しみを経験し、しんどい状況を乗り越えてきたことが私にとって強く大きな経験となり、いつしか自信へと変わっていきました。

そして、時を経て、再び死にたくなった私の頭の中に、過去の自分の言葉が蘇りました。

「これからも死にたいと思うことがあるかもしれないけど、本当に死ぬことはないと思う」

自分がカウンセラーさんに向けて言ったこの言葉を思い出し、あの時の自分を裏切れない、そう感じました。これまで自分の言葉を深く考えたことも無かったのにもかかわらず、不思議とこの時は自分の言葉に影響されたのです。

こんな苦しみ屁でもない、あの時の苦しみに比べれば。今の自分を信じてくれた過去の自分を信じたい。結果的に死にたいと思うことを行動に移すことはありませんでしたし、それから時が経った今も行動に移すことはありません。

この経験から、私は自信という言葉の意味に気付くことができました。

最後に、私が思う自信という言葉を記して、この記事を終わりたいと思います。ありがとうございました。

 

今の自分に自信がなくてもいい。

だけど、これまでたくさんの苦しみを乗り越えてきた過去の自分と、乗り越えてこれたのだから何とかなると未来の自分を信じてあげてください。

自信とは、過去の自分を信じ、未来の自分を信じる事。例え、今の自分に自信がなくても、今のあなたは過去のあなたが信じてくれた未来のあなたであり、未来のあなたが信じてくれた過去のあなたです。

今のあなたは、過去のあなたと未来のあなたが信じてくれている。

だから、今の自分に自信はなくてもいいのです。過去の自分と未来の自分と肩を組んで二人三脚で生きていければ、きっと辛い時にあなたの力になってくれるでしょう。

もしどうにもならなくてにっちもさっちもいかなくなったら、挑戦した過去の自分に「ごめん、ちょっと無理だったわー」と声をかけて、未来の自分に一言「ごめん、何とかしてやって!」って言ってあげればいいと思います。そうしたら、未来の自分が「しょうがないなー」って言ってちょっとニヤッとしながら過去の自分を助けてくれますから。

大丈夫。

そうやって私は過去の自分と未来の自分と会話をしながら今を生きています。

今の私に自信はありません。

 

著者紹介

倉庫で仕分けのアルバイトをしながら、ゆめのたね放送局にてラジオパーソナリティをしています。これまでの経験を活かして人生を切り開くため、2020年4月より心理学を学びに大学に入学することが決まりました。夢は発達障害研究者です。