発達障害とパーソナリティー障害

発達障害とパーソナリティー障害

2020年12月17日

カサンドラに陥る
それは 発達障害の特性 人の気持ちに共感できないこともあるが その陰に「パーソナリティー障害」も隠れているように思う

パーソナリティー障害とは?
この本が一番わかりやすく書いてあると思います。
著者:岡田 尊司さん

この方は 発達障害関連の書籍もあるし 愛着障害の本もある
私としては パーソナリティー障害と愛着障害って同じような感じもしますが…

このパーソナリティー障害も 発達障害と同様 だれしも思い当たる部分があります。
強く出すぎてしまって 日常生活に支障が出る場合 障害って感じです。

このパーソナリティー障害 発達障害 似ている部分もあるように思います

パーソナリティー障害は 親の愛情であったり、周りの環境から 発達過程においていびつな発達をしてしまった状態
発達障害は 脳の構造上 発達過程において 通常の発達ではなく問題が起きている状態

で 一番 問題だなーと思うのが この両方を持っている人たち
そういう人が 結構問題を起こすタイプのように思う

パーソナリティー障害は 色々 種類があります。
境界性パーソナリティー障害
自己愛性パーソナリティー障害
演技性パーソナリティー障害
反社会性パーソナリティー障害
妄想性パーソナリティー障害
失調型パーソナリティー障害
などなど もっと色々あるので また 書いていきたいと思うのですが

とりあえず 発達障害を持っていて このパーソナリティー障害もっていると 非常に困るタイプ
自己愛性パーソナリティー障害です

自己愛が強い人だと 決して自分の非を認めなかったり、言うことを聞いてくれない 自分を受け入れてもらえないと 攻撃してきます

発達障害の特性で 他人の気持ちに共感できない というものと 自己愛が強いと
人に対しては 突き放すのに 自分のことに対しては共感してほしい…

夫婦の関係では モラハラになったり
会社では パワハラみたいになったりします
でもって やっている本人が モラハラやパワハラだと思っていないわけです…

よく ご相談で聞くのが ダンナ様が 自分の生活パターンを家族全体に押し付けたり
家族が病気になっていても知らん顔なのに 自分が病気になると 色々注文をつけてきたり

人のことはどうでも良いけど 自分のことはとても大切 って形で出てしまう時です

発達障害の陰に 自己愛性パーソナリティー障害が隠れていたら 逃げるしかないです

私は 会社で出会った上司は 発達障害+自己愛性パーソナリティー障害を持つ人でした
今 思えばですが 当時 一緒に仕事をした人は この上司のことを「心が壊れた人」と言っていました

ものすごいパワハラをするわけではないのですが 自分の自慢がものすごい
何回も転職していて 以前の職場での自分の活躍ぶりを話したり それはそれはものすごかったです

一見 人当たりもよいし 言葉もソフトです
上司と言っても 私よりの年下で 配属されたときは 優しいそうな人だな…ぐらいでした

一緒に仕事をすると 本当に仕事ができません 1つの仕事を完結できない 仕事の優先順位がわかってない 時間の使い方がおかしい など 発達障害あるある??でした

だけど 仕事ができないことは認めない 自分のミスは認めない(ほかの人のせいにする)とにかくハチャメチャでした
一緒に 仕事をしていて 本当にイライラして疲れて 

一緒に仕事をした人じゃないとわからない大変さは周りに伝わらず 私が色々言うと おばさんが若い上司をいじめている構図になり、そんなに言わなくても…という人もいました

しかし 一度でも一緒に仕事をすると 「彼はおかしいのでは?」と皆さん思ったようです

長期出張で本社の手伝いに行った際も 自分はとても戦力になっていた と 私には自慢しましたが あとで 本社の人に話を聞くと 「あの子何? 全然ダメだったよ 戦力になった?そんなこと言ってたの??」と

虚言癖があるとも言われていて 自分の自慢話は その都度詳細が違っていて 彼の中では整合性がとれているのだと思いますが 周りはあっけにとられていました

とにかく 自分のやりたい仕事しかやらない それは 発達障害の特性であったのかもしれませんが それに頑固さや 自分の非を認めないようなものが加わると 周りにいる人間は 心を病みます

彼のミスは 彼が話すと自分のミスではなくなります 周りがそんな風に仕向けたと言ったり
自分の主張が通らないと 変な理論武装をして 長文のメールをおくりつけてきたり
最終的には 話さない 無視するって形になったりしましたが でも一緒に仕事をしていれば 否が応でも 行動や発言が目に入ってきます

職場でこうです 自分のパートナーだったら もっと大変です

仕事ができるタイプの発達障害の人もいます 社会的に高い地位についている方もいます
そういう人が自分の配偶者であれば 周りの人は その肩書だけで 良いわねーと言うでしょう

でも 一緒に暮らしてみたら 自分の思うようにならないと理詰めで攻撃される
こちらの感情は一切無視されたら なんで結婚したんだろう? この人は私を愛してないの?って悲しくなります

カサンドラの悲しみは こういうところです

パートナーの問題で悩んでいる方に 色々 お話を伺うと 発達障害の陰にパーソナリティー障害が浮かび上がってきます
だからこその大変さが あるように思います