カサンドラ 常識を疑ってみる

カサンドラ 常識を疑ってみる

カサンドラ 常識を疑ってみる

自分は大丈夫と思っている旦那さんと心配性な私

旦那さん、GPSアプリを提案してきました

診断なしのいわゆる多動傾向にある旦那さん
実は出掛けたら、帰ってくるまで「なしのつぶて」なお方です。

まだ、平日の仕事ならなんとなくそろそろ帰ってくるかな
と予測ができますが
趣味の登山は前日夜中に出発して、帰ってくるまで何も連絡ありません。

私も学習しているので、連絡ないのはしょうがないと思っていますが
晩御飯の時間(夜7時頃)になっても連絡がこないとさすがに心配になります。
「山で遭難してるいかもしれない…」と頭をよぎります。

携帯電話にかけても応答なし
LINEしても既読なし

あ、確かFacebookやっていたなと調べてみると

「無事下山、温泉ナウ」 との投稿発見
無事はわかった…

なぜ、世間に知らせる?
なぜ、家族に知らせない…

その頃の私には理解不能でした

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旦那さんなりの努力

帰宅した旦那さんに
「なぜ、連絡しないの?心配していた」
と伝えたら
こちらの気持ちに気づいたらしく、ハッとした顔をしていました。

それからは
登山の時だけは前よりも連絡してくるようになりました。
しかし、飲みに行っても連絡なし
仕事が忙しくて残業して日が変わっても連絡なし
ここがポイントです。

登山の時だけなのです。連絡くれるのが…

登山時に私の心配する気持ちは話しました。理解してくれたようです。
そして、帰るコールをしてくれます。
その他の遅くなる時はまた別物のようです。

旦那さんがどんなふうに思っているのかは定かではありませんが

同じ市内で飲んでいるから何も心配しないだろう
仕事しているのだからなぜ心配する?
こんな感じで思っているのではないかと。
結局は自分の目線です。
私を含め誰しも自分目線ですが、相手がどんなことを思っているかを想像、予測しながら生活しています。
日頃は旦那さんも旦那さんなりに気にかけてくれています。
ただ、熱中しすぎている時は自分しか見えなくなるようです。

その頃の私は本当にイライラしていました。
自分のしたいことだけして、私の気持ちは考えない。
したい事があるとそちらに熱中して家庭を省みない

特に子どもたちが小さな頃は怒り心頭でした

私は私で言わなくてもわかるでしょ
常識的にわかるでしょ

こんな感じの1か100かの考えだったので
全くと言っていいほど、かみ合いませんでした
次第に私も旦那さんも追い詰められていました。

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それぞれの常識を理解すること

息子の大学中退があり、私もいろいろ心のしくみを勉強していくうちに
旦那さんとの関係も良くなっていきました。

私自身、世間常識に縛られていたことに気づき、いろいろな考えの人がいることを理解できるようになりました。

そして、旦那さんへの対応を変えてから関係が変化していきました。

旦那さんへの要望は
とにかくハッキリ明確にわかりやすく、そして事細かに具体的に伝えること
を心がけました。

「登山時のみ連絡してくれている」の行動がヒントになりました。

冒頭の「GPSアプリ」の件ですが、きっと連絡するのが面倒になってきたのだと思います。
そりゃそうですよね、今までやってこなかったことをやるのは苦痛です。
でも「私が心配している」それはわかっているので
旦那さんなりに妥協点を考えたのだと思います。
この部分も「そうくるかぁ」と苦笑いしていましました。
一回連絡すればいいことが自分はできない
→なら、位置情報があればいいのでは?
こんな思考なのでしょう。(想像ですけど)

私が全く思っていないことを考えるのが旦那さん。
旦那さんからしてみたら、私の考えも思ってもみないことです。

お互いはっきり言うことで折り合いをつけることができるようになりました。

ただ、やってはいけないことがあります。
相手を責めないことです。自分の気持ちのみを伝えるのです。あとは相手に任せます。
Iメッセージ(アイメッセージ)です。

任せることは相手を信頼すること。
伝わらなかったらこちらも工夫すること。
そして相手を責めないこと。

カサンドラから抜ける方法の一つだと思います。