こんにちは。あだ名が右往左往しているモッさんこと森飛鳥です。ADHDと自閉症スペクトラム障害を持つ当事者です。
今日はやらない後悔よりやった後悔を大切にしようというテーマで書こうと思います。
と言いますのも、倉庫アルバイターとして1日6時間、週5日働いていましたが、今月2021年2月末を持ってアルバイトをやめる決意をしました。それは自立のために主治医の勧めなどあって安定した仕事に就くためです。就労移行支援を利用し、特例子会社の就職を目指すことになりました。
今日の内容は人生と向き合い挑戦する方の心に何か伝わればいいなと思います。
私自身、朝起きられない、脳が覚醒しないタイプのADHDで一般的な生活リズムを送ることが難しいのが現状です。
そのため夕方からの仕事をクローズで頑張ったりしていました。
ですが、新しい薬の服薬によって朝起きられるかもしれないと希望が見いだせる状態にまで持ってくることが出来ました(薬事法の関係もあるので名前は伏せます)。
ただ、これだけでは頑張って就職しようとは思えるまでの自信がありませんでした。
私は2018年末まで引きこもりでした。働くことに幾度となく失敗し、自分は働けないんだと自信喪失した結果です。
ですが、2019年4月「人が足りなくて良かったらうち来ない?」こんなメールが知り合いから届きました。知り合いの紹介でコンビニでオープンで働かせて頂けることになりました。最初は週2日から短時間で働かせて頂きました。慣れるにつれ、1年かけて、週3回、4回シフトに入れるようになりました。
働くことが怖い、人が怖い、自分には無理だ。
その気持ちを払いのけて、働かせてくださいと言えたことで最初の大きな一歩を踏み出すことが出来ました。働く中で色んな失敗も対人トラブルも起こしてしまいました。ですが、その中で確実に様々な力がついたことは確かです。あの時断っていたら今どんな生活になっていたか想像すると怖いものです。
コロナの影響もあり、2020年4月、倉庫の単純仕分けのアルバイトを兼業することになりました。働けそうなら仕事を変えてここにしようとクローズでの就労です。ですが内心は、合わなかったらどうしよう、失敗したらどうしよう。また引きこもりになるかもしれない。そんな気持ちと戦いながら、新しい仕事に臨みました。
結果的に今の仕事内容が合っていたことで、もうすぐ1年働き続けることが出来ました。そして、1年かけて週5日安定して休むことなく働けるようになり、残業をお願いされて1日8時間働く日も出るようになりました。身体を動かす仕事で体力がついてきたことも就職への挑戦の自信になった一つの理由です。
引きこもりから2年かけて就職の前まで来ることが来ました。正直、今でも怖いです。働けなかったらどうしよう。その気持ちは今でもありますが、人生を点で見るのではなくて線で見る。やらない後悔ではなく、やった後悔を選択してきたことで今ここまでたどり着くことが出来ました。
やらない後悔よりやった後悔を大切にしよう。
やった後悔には「なんでこの道を選んだんだろう」とか、「こんなに苦しむならやらなきゃよかった」そんな感情がついてきます。ですが、悩んで苦しんだ後には「成長」がついてきます。やらなきゃ何も始まらない。行動するには沢山の勇気と葛藤が伴います。ですが、やらない後悔よりずっと強くたくましくなっているはず。
それでも挑戦することや人生と向き合うことが怖い方へ、私が信じている言葉を最後に記して記事を締めたいと思います。
All is well
きっとうまくいく
執筆者
24歳の時、10年にわたる鬱や引きこもり、対人トラブルから発達障害を疑われ、WAISを受けた結果、ADHDと自閉症スペクトラム障害と診断を受ける。カウンセラーと二人三脚で人生と向き合い、現在物流倉庫で仕分けのアルバイトをしながら、ゆめのたね放送局にてラジオパーソナリティをしています。これまでの経験を活かして人生を切り開くため、2021年4月より心理学を学びに大学に入学することが決まりました。夢は発達障害の未来を変えることです。