大人の発達障害 病院を見付けるコツ / 森 飛鳥

大人の発達障害 病院を見付けるコツ / 森 飛鳥

2020年8月17日

皆さんこんにちは、ゆめのたね放送局ラジオパーソナリティの森ちゃんこと森飛鳥です。
今日は発達障害かもしれないと不安がある方々、そして新しい病院を探しているという方に

大人の発達障害の病院の探し方の経験談をお伝えします。

ごくごく最近まで発達障害は子供のものだと言われており、それが常識でもありました。
大人の発達障害を診れる医師は依然と少ないのが現状です。

私は24歳で発達障害と診断を受けましたが、

ドクターショッピングを繰り返しようやくたどり着きました。
ドクターショッピングは体力的にもつらいものになるので
読者の皆さんには苦労してほしくありません。
それでは、通院遍歴と共に大人の発達障害が診れる病院を探しましょう。

 

私が見つけた大人の発達障害が診れる病院のポイント


・個人サイト(ホームページ)を持っている
・大人の発達障害という文言が書かれている
・大人の発達障害の独自コラムを書かれている

ひとつずつ見ていきましょう。

まず、これまで10年以上にわたって少なくとも6ヵ所の精神科ないしは心療内科を巡ってきました。
発達障害自体を取り扱っている病院がそもそも少ないのも現実です。
そして、精神科医の中でも発達障害は子供のものだという概念を持ち続けている医師もいます。
そのため、独自のホームページのなかで「大人の発達障害」という文言を記載していることが

受診するには大きなポイントになります。
その上で大人の発達障害について独自にコラムを書かれている場合、
病院選びの大きなヒントになります。

多くの方が病院を探すときにはインターネットで「発達障害 病院」など検索をかけ、
病院検索のまとめサイトに飛んで比較するのかなと思います。

家から近いところ、職場から通いやすいところなどあるかとは思いますが、
病院の数自体が少ないので最初の検索では広範囲で探してみることをお勧めします。

そして、気になる病院のホームページを見比べ「大人の発達障害」の言葉を探してください。
何故ここまでこだわるのかというと、
「発達障害」という文言に私が振り回された経験があるからです。

最初は発達障害という言葉を見て病院を選択しました。
そして、鬱状態の時から長らく通院していた病院でも
発達障害の検査や投薬治療を行うことが出来ることを知り、
カウンセラーの勧めもあり主治医に検査を願い出ました。

検査結果としては数値としては発達障害を示す数値が出たと言われました。
しかし、「発達障害は子供がなるものだから君は違うよ」と言われました。
当時、23歳でした。数年間通院していた主治医ですら私の鬱の根底にある発達障害を見抜くことはできませんでした。

ドクターショッピングをして、大きな大学の附属病院にも通院しました。
しかし、診察室に入りそこで言われた言葉が
「発達障害の検査は出来るけど、診れる医師がいないから治療するなら他行った方が良いと思います」の言葉でした。
検査ができる環境があるのでホームページに発達障害という文言を書いている病院もあるのです。

そしてこれらの経験から「大人の発達障害」の文言にこだわって
最終的に今の病院にたどり着きました。
二度目の検査をし、そこで大人の発達障害ADHDと自閉症スペクトラム障害の診断を受け
人生は好転しました。

この病院が最初に書いた3つのポイントを満たす病院で、
大人の発達障害について多くのコラムを載せたホームページを公開してらっしゃいました。
それが決め手です。

転院するには体力もお金も馬鹿になりません。
だからこそ、インターネット上である程度的を絞ることが重要になるのです。
こういった経験から大人の発達障害を診れる病院を探す場合、
発達障害という言葉に闇雲に飛びつかず、ひとつひとつホームページを見て、
大人の発達障害に対応しているかどうか検討を重ねてみることをお勧めします。

以上、今日は大人の発達障害 病院を見付けるコツについて執筆しました。

自己紹介

執筆者 森飛鳥
ゆめのたね放送局ラジオパーソナリティとして、自分を生きるラジオ「ハッタツさんの頭ん中」を運営。発達障害は人類の適応進化だ、を掲げ自身の体験談を電波に乗せて発信中。発達障害イベント凸凹ソンでは解説者として登壇する。